2007-01-01から1年間の記事一覧

「イラクサ」(アリス・マンロー)

新居を整えるのに慌しい中でも、図書館利用手続きだけはちゃんとやってきました。 ついでに年末年始の休館に備えてたっぷり借りてきましたよ: イラクサ (新潮クレスト・ブックス)作者: アリス・マンロー,小竹由美子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/03/…

「国家の罠」(佐藤優)

日本へ戻って最初に買った本。名前だけは良く聞いていましたが、書店の平積み台の一角が ほとんど「佐藤優コーナー」になるくらい著作が山積みしてあるのにはビックリしました。 今ブームなのね: 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)作者: …

ねこぶくろ

新居で使う便利グッズ購入のため訪れた東急ハンズ池袋店。 なんでも8Fには<猫との触れあいコーナー>「ねこぶくろ」なる場所が存在すると言う。 引越疲れでささくれだった心を癒してくれるのはコレだ!と早速週末に相方を誘って訪問: ●店舗紹介:http://…

帰国しました

…って、本当は10日以上前に戻っていたのですが、やはりネット環境を整えるのに時間がかかって。 ようやくブログ更新ができるようになりました。当面はなにもかも物珍しくて仕方ないと思うので 傍目にはしょーもない雑事ネタが増えるかもしれませんが、まあ…

2007年ベスト

ドイツに来てから約8年、そろそろ戻る頃合いとなりました。 というわけで、只今絶賛荷作り中!なのであります。 今はもう本も映画も楽しむ余裕が無い、というわけで軽く今年を振り返って しばらくまた更新をお休みさせていただこうと思います。 <読書編(…

映画「Atonement」の邦題は

「つぐない」になりそうな感じ。 ●映画感想:http://d.hatena.ne.jp/shippopo/20071023 「贖罪」「贖い」は読めない人も居るかと思ったけど、「償い」も平仮名に開くのか。 まあこれはこれで映画っぽいし(「さすらい」「とまどい」「まぼろし」etc...)、下…

「Podge & Rodge: a Scare at Bedtime」

先月のダブリン旅行中、この邪悪な面構え↓が大変気に入ってDVD購入。 予備知識は全く無かったのだけど、アイルランドのTV局・RTEのオリジナル・キャラであることは なんとなく分かったので、まあ外しても旅の思い出にはなるかなと。 いやいやところ…

「The Discovery of Heaven(天国の発見)」(2001)

レンタルでは見つけられなくて、でもやっぱり観たーい!とDVDを購入して鑑賞(英語音声・独語字幕): ●原作感想:http://d.hatena.ne.jp/shippopo/20070704 ●映画データ(IMDb):http://www.imdb.com/title/tt0251052/ 原作を読んだ者として、映画化に際…

「Toast」(Nigel Slater)

著者のナイジェル・スレイターはイギリスの有名シェフ兼フードライター。 アイルランドで書店の店頭に並ぶ彼の新刊を眺めているうちに「そういえば以前この人のエッセイを 薦められたことがあったな…」と思い出して購入: Toast: The Story of a Boy's Hunge…

「Measuring the World (Die Vermessung der Welt)」(ダニエル・ケールマン)

Measuring the World: A Novel作者: Daniel Kehlmann出版社/メーカー: Vintage発売日: 2007/10/09メディア: ペーパーバック クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る 英語で読了。原書は昨年よりドイツでずっとベストセラーのこちら↓: De Vermessun…

「Atonement(贖罪)」(2007)

ダブリンの映画館で鑑賞。原作は言わずと知れたイアン・マキューアンのベストセラー。 アイルランドでは英国と同じく9月から公開ということだったので、タイミングが合えば観られるかな?と ちょっと期待していたら、うまい具合に空き時間に街中の映画館に…

ブッカー賞が決まって

大方の予想を覆してアイルランドの女性作家・Anne Enrightの「The Gathering」に決定した今年のブッカー賞。 翌日からダブリンに行くことにしていたので、こりゃ当地では「おめでとう!フェア」でもやってるかと ワクワクしながら現地入りしてみた私ですが… …

「殺人者は夢を見るか」って

なんだかP.K.ディックみたいなタイトルだなーと思ってたら、実は先日読んだ 「The Interpretation of Murder」の邦題だったのでした。全然違うのね。 ●原書感想:http://d.hatena.ne.jp/shippopo/20070330/1175267420 殺人者は夢を見るか(上) (講談社文…

今年のフランクフルト・ブックフェア

今日から本格的に始まったフランクフルト・ブックフェア。 毎年テーマとなる国を一つ選んで様々なイベントを催すのですが、今年選ばれたのは「カタルーニャ」。 国ではなくスペインの一地方(一部フランス含む)というのが画期的。 昨年のテーマ国「インド」…

「リトル・チルドレン」(2006)

「大人になりきれない大人達=little children」というコンセプトは自分にも当てはまりそうなので つい気になって鑑賞(英語音声・英語字幕): ●日本公式サイト:http://www.little-children.net/ あまりに親切丁寧なナレーションに「あれ?間違えて音声選…

「恋愛睡眠のすすめ」(2005)

ガエル君好きなので観てみました(英語音声・独語字幕): 恋愛睡眠のすすめ スペシャル・エディション [DVD]出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2007/10/05メディア: DVD購入: 3人 クリック: 56回この商品を含むブログ (157件) を見る のっけ…

「ラブソングができるまで」(2007)

最近は別件で頭がいっぱいいっぱいで、あまり映画を観るココロの余裕が無かったのだけど 気分転換と割り切って、やや軽めのモノをレンタルしてきました(英語音声・英語字幕): ラブソングができるまで [Blu-ray]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ…

「「弱い父」ヨセフ」(竹下節子)

「弱い父」ヨセフ キリスト教における父権と父性 (講談社選書メチエ)作者: 竹下節子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/08/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (6件) を見る 「世界一有名な核家族」、イエスとマリア、そして…

ハリポタの前に

今月末はハリポタ最終巻のドイツ語版が発売されるそうで、今から本屋さんでは 2度目のお祭り騒ぎ(深夜にカウントダウン、とかね)の準備に余念がない様子。 それに先駆けて、という訳ではないのでしょうが、「ローリング女史の次はこの人!」と 期待が高ま…

ビルマとミャンマー

ここ何日かメディアを騒がせているミャンマーでの反政府デモと武力弾圧。 私もすっかり年寄りなので、旧ビルマをミャンマーと改称したのは当然覚えている。 日本のメディアでもすっかり「ミャンマー Maynmar」が定着しているような。 しかしドイツでは相変わ…

きょうのパウリさん

女性向けゴシップ誌「Bunte」より: http://www.bunte.t-online.de/c/12/50/18/70/12501870.html こーなったら立派にコスプレ道を究めてほしいものです! (パウリさんについては21日付日記を参照下さい)

ケルン大聖堂のゴシックxモダン、を見に行く

相変わらずよく遅れる電車に乗って、はるばるケルンまで行ってきました。 もちろん先日お伝えしたG・リヒターのステンドグラスを見るため。 久しぶりに行くと土産物屋の多さにビックリする。うーん、観光地やなあー。 前回大聖堂を訪れたのはもう3,4年前…

「静かな大地」(池澤夏樹)

幕末から明治にかけての日本を舞台とした史実に基づく歴史小説、しかも主人公のモデルとなっているのは 著者本人の先祖…と、これまでの作品と比べると相当異色であるはずなのに、新境地をそうと感じさせない 伸び伸びとした文章、そしていかにも池澤夏樹らし…

結婚7年契約制

●「こぼれ話「結婚7年契約制」を提案=ドイツの女性政治家」(時事通信) http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_int&k=20070920014350a 提案者は現党首を批判して次回立候補をあきらめさせたガブリエレ・パウリ(Gabriele Pauli)さん。 なかなか過激なお人であり…

「The Echo Maker」(リチャード・パワーズ)

2006年の全米図書賞(National Book Award)受賞作: The Echo Maker作者: Richard Powers出版社/メーカー: Vintage発売日: 2008/02/07メディア: ペーパーバック クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る 舞台はネブラスカ。冬の夜、事故に遭ったマー…

DMCといえば

それは「デトロイト・メタル・シティ」…と本好きの人なら言うのでしょうが、夢見る刺繍少女たちにとっては フランスを起点とする一大手芸用品メーカーの名称だったりするわけです。 ドイツに来てからクロスステッチにハマッて、旅先でも暇を見つけると専門誌…

女性キャスターの失言

●「花形アナ、「ナチス称賛」で契約解除=家族政策めぐる発言に批判噴出−独」(時事通信) http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2007091100105 ●「German TV Presenter Sacked for Praising Hitler's Family Policies」(Spiegal Online、英文) http://www…

ブッカー賞 shortlist発表

ランダムウォーク京都寺町店さんのブログから: http://teramachi.blogzine.jp/randomwalk/2007/09/post_0bb1.html 最終発表の翌日から愛しのダブリンに出かけるので、これで本屋巡りが一層楽しみになってきました! マキューアンは…多分今回は獲らないと素…

「Eve Green」(Susan Fletcher)

2004年ウィットブレッド賞の First Novel Award 受賞作。 どっちが題名でどっちが著者名か、しょっちゅう混乱していた私…。 Eve Green作者: Susan Fletcher出版社/メーカー: HarperCollins Publishers発売日: 2005/01/03メディア: ペーパーバックこの商品を…

クヌートに続け

●「独ベルリンの動物園で、ジャガーの赤ちゃん「Ambato」初公開」(9月1日付AFP) http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2275319/2062336 ●「独ミュンヘンの動物園でオセロットの赤ちゃん公開」(9月1日付AFP) http://www.afpbb.com/a…