最近読んだ本から

 ケルト文様好きだから?渦巻系には目がなくて:

波紋と螺旋とフィボナッチ (角川ソフィア文庫)

波紋と螺旋とフィボナッチ (角川ソフィア文庫)

 

 『波紋と螺旋とフィボナッチ』:理系エッセイも分かる範囲で楽しんで読んでます。生物関係は特に「複雑な生命活動の奥に意外にも単純な法則が潜んでいる」のが見えてくるとキモチイイ。その意味でこの本にはツボを押されっぱなしでした。フィボナッチ数列に関するエッセイなんて、おおー!と感心しちゃいました(いや数式は分からんけど)。

 

植物の茎頂分裂組織が「中心部分だけ分裂して広がっていく」という事実から、「『中央部分の連続的な拡大と周囲にできる相似形の構造』という点において、植物の生長点と黄金比長方形は似ている」→フィボナッチ数列との関連を推測する、って構想が素晴らしいな!(ウットリ)

 

螺旋に影響された?のか、最近こればかり聴いてます:

アフター・バッハ
 

 特に2曲目の原曲からこの3曲目に流れていく感じがとても好き:


Brad Mehldau - After Bach: Rondo (Official Audio)

ジャズとかクラシックとかいうジャンル分けに関係なく、メルドーが提示してくる音楽はいつも興味深い(好きじゃないアルバムも多いけど)。いつかは生で聴いてみたいとずっと思っていたので、今月末の公演は本当に楽しみにしています。本当は小さなジャズクラブみたいな会場が良かったけど、いまや大御所だからなー。(私も追加公演がなければチケット危なかった)