2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「立ったまま埋めてくれ −ジプシーの旅と暮らし」(イザベル・フォンセーカ)

ドイツで「Zoli」を読んだときから、必ず読もうと思っていた本。 こういうマイナーな本が簡単に図書館で借出せるのだから、やっぱり東京って有難い: 立ったまま埋めてくれ―ジプシーの旅と暮らし作者: イザベルフォンセーカ,Isabel Fonseca,くぼたのぞみ出版…

「めぐらし屋」(堀江敏幸)

図書館にて借出し:めぐらし屋作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2007/04/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (84件) を見る 父の遺品を整理していた蕗子さんは、父がひっそりと「めぐらし屋」という仕事をし…

おっぱいちゃん

先日「出没!アド街ック天国」の神楽坂特集で「インドラ」が紹介されていたけれど、 個人的に衝撃度はこちらの方が上…などと考えていたらタイミングよく紹介記事がUPされたのでリンクしてみました。 昔の勤務先の傍なのでこのお店は良く知っているのです:…

「イヴ・グリーン」(スーザン・フレッチャー)

新人だし原書が出てから随分時間も経っているので、日本語版が出ると思ってなくて ちょっとビックリしました: イヴ・グリーン作者: スーザンフレッチャー,Susan Fletcher,吉田菜津子出版社/メーカー: バベルプレス発売日: 2008/01メディア: 単行本 クリック…

「本とフランス人たち」

フランス外務省PR誌「ラベル・フランス」最新号特集より: ●「本とフランス人たち(PDF 8.9Mo)」 お役所の宣伝なんで悪いことは書いてませんが、それでも知らない国のことを知るのは面白い。

「サイエンス・カフェ:人文学版<外国文学研究者はいま何を考えているのか – 文学の拡散状況の中で>」

青山ブックセンターにて1月20日(日)開催(詳細)。 ●出演:野崎歓、小野正嗣、田尻芳樹、山田広昭 4時過ぎまで長引いたこの催し、全体を再現するのは私の力では不可能なので 自分の関心を引いた部分のみまとめてみました: 「事前に質問事項をメールで…

「文字の都市 --世界の文学・文化の現在10講」(編著:柴田元幸)

先日のトークイベントで栩木氏も一編寄稿していることを知って、いそいそと図書館で借出し。 しかし実際に借りてみるまで、ずっと「文学の都市」だと思ってました。あら? 文字の都市―世界の文学・文化の現在10講作者: 柴田元幸出版社/メーカー: 東京大学出…

「茨の城」(2005、TVM)

WOWOWにて録画・鑑賞。欧州サッカーを観るためにスカパーに加入したら、2週間の全番組お試し期間中に たまたま放映していたのでした。ラッキー♪ 日本語版DVDも先月出たようで: 荊の城 [DVD]出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日:…

「琥珀捕り」(キアラン・カーソン)

図書館にて借出し。以前からチェックはしていたのだけど、先日のイベントの予習も兼ねて。 近所の図書館はハコ自体は小さいのだけど、区内10箇所の図書館とデータベースを共有しているので ネット上で検索・予約が可能。話題作でなければ下手に書店で探し…

柴田元幸+栩木伸明トークイベント「読む、訳す、うたう」(於:青山ブックセンター)

東京での洋書販売状況をチェックしている時にたまたま見つけたイベント。 超有名人の柴田氏はもちろん、個人的にはアイルランド文学の研究者である栩木氏の話が聞きたくて 即効で参加決定。一人では心細かったけど、にじむさんも行かれると知って勇気?が湧…

ちょい和る

今住んでいるのは大変レトロ(婉曲)な間取りと設備の集合住宅でして、 ここでヨーロピアン・ライフを遂行するのは早々と断念した私。 (まあドイツでもそんな生活は送ってなかったけど…) どうせなら逆にちょっと可愛く和風で攻めてみよう、とまずは正月に…

「自壊する帝国」(佐藤優)

図書館より借出し。先日読んだ「国家の罠」で佐藤氏は外交官としての職務を解かれたわけだが、 じゃあそれまで外務省と勤務先のロシアで彼は一体どんなことをしていたか?という話を、 当時知り合った人々との交流を中心に綴っている: 自壊する帝国作者: 佐…

「ベル・カント」(アン・パチェット)

図書館より借出し。在独中は機会がなくて手に取れなかったこの種の昔の本(といっても3,4年前)も これからは少しずつ読んでいこうと思ってます: ベル・カント作者: アンパチェット,Ann Patchett,山本やよい出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/03メ…

「凍える森」(アンドレア・M・シェンケル)

2007年ドイツ・ミステリー大賞受賞作。 20年代に実際に起こった陰湿な殺人事件を基にしていること、普通の主婦が発表した作品だったこと、 更にはちょっとした盗作疑惑騒ぎなどもあって、昨年ドイツではかなり話題になっていました: 凍える森 (集英社文庫)…