柴田元幸+栩木伸明トークイベント「読む、訳す、うたう」(於:青山ブックセンター)


東京での洋書販売状況をチェックしている時にたまたま見つけたイベント。
超有名人の柴田氏はもちろん、個人的にはアイルランド文学の研究者である栩木氏の話が聞きたくて
即効で参加決定。一人では心細かったけど、にじむさんも行かれると知って勇気?が湧きました。
イベント詳細(青山ブックセンター本店)


青山は元からオシャレな街だったけど、しばらく来ないうちにますます縁遠い存在になってしまいました。
私、背中から田舎者オーラを発散しているのではないか?と後ろを振り返りつつ駅から歩きました。
ヨーロッパ帰りといえば聞こえは良いけど、実際は東京みたいな大都会は精々パリかミラノかロンドンくらいの
ものですのよ、ホホホホ(と突然マダムぶる)。


青山ブックセンター本店は、多分来るのも初めて。店内の構成がちょっとわかりにくかったけど、
にじむさんのお陰で迷わずに会場まで辿りつけました。洋書バーゲンもやっていたけど気合負けして早々に退散。
割引券をもらったので改めて来よう…。


実はトークイベントって何をするのか良く分かっていなかったのですが、今回はお互いの訳書を紹介しつつ、
訳文を朗読しつつ、それ以外の活動も報告しつつ…と和やかな雰囲気の催しでした。
柴田氏に訳文をベタ誉めされて照れまくっていた栩木氏が可愛い♪あと柴田氏の朗読の上手さにもビックリでした。
柴田氏の朗読で海外文学のオーディオブック出せば売れるかも?


現在翻訳中の作品、ということで栩木氏が一部朗読してくださったのが昨年読んだ「Zoli」だったのも
嬉しい情報でした。(ちなみに柴田氏は「The Book of Illusions」)
イベント後のサイン会(なんてのもあるのね)の時に、勇気を出してちょっとお話させてもらったのだけど
ロマ族とアイルランドの伝承(口承)文化に近しいものを感じる、と仰ってました。うんうん!(頷く)
McCannの作品はこれ以外にも良いのがある、とおススメいただいたのでこれからチェックしてみたいと思ってます。


充実した2時間を過ごして、とても満足できたイベントでした。
にじむさん、色々ありがとうございました。今回は途中でお別れしましたが、またきっと近々会えますよね?




アイルランドのパブから (NHKブックス)

アイルランドのパブから (NHKブックス)

サイン会のために慌てて買った一冊。本自体は出たばかりの頃に図書館で借りて読んでます。
サイン以外にパイントグラスに注がれたギネスビールの絵も描いていただきました。う、嬉しい…。


This Side of Brightness

This Side of Brightness

薦めていただいたのはこれかな?NYはマンハッタンの地下鉄トンネルを掘るアイルランド労働者達の物語。
これは面白そう。