「文字の都市 --世界の文学・文化の現在10講」(編著:柴田元幸)


先日のトークイベントで栩木氏も一編寄稿していることを知って、いそいそと図書館で借出し。
しかし実際に借りてみるまで、ずっと「文学の都市」だと思ってました。あら?


文字の都市―世界の文学・文化の現在10講

文字の都市―世界の文学・文化の現在10講

●寄稿者:マイケル・エメリック/小沼純一/久野康彦/野中進/小野正嗣小沢自然/栩木伸明/藤原克己/
ロジャー・パルバース柴田元幸/(あとがき)沼野充義



という訳で文学だけでなく音楽の話もあったりして気軽に楽しめましたが、逆に言えば「さわり」ばかりで
ズッシリした手応えは無し。それには各々の寄稿者の独自の著作に当たる必要がありそう。


序文によると編者の柴田氏が「大学という場を借りていろんな人の面白い話を聞いて自分が楽しんだ」(p.ii)
授業である「多分野交流演習」から派生してできた論文集、ということらしい。柴田君と愉快な仲間達、という趣き。
同じ東大主体のグループでも昨日参加したイベント(サイエンス・カフェ)で受けた大学の印象とは随分違って
感じられるのは何故?ちょっと不思議。


昨日の「サイエンス・カフェ」についての感想は後日。色々考えさせられる重い内容でありまして。