2007-01-01から1年間の記事一覧

「Scoop」(2006)

レンタルDVDにて鑑賞。ウディ・アレン作品です: これは…きっとウディがスカーレット・ヨハンソンにベタベタしたくて撮った映画、なんだろうな。 「『パパ』って呼ばれたい!」とか思って。(げげ) まあそれだけでそれなりに一本話を作ってしまえるとこ…

「Wo ist Fred?」(2006)

レンタルDVDにて鑑賞(独語音声・独語字幕): ●ドイツ公式サイト:http://www.woistfred-film.de/ コメディとB級アクション(含ハリウッド)の出演作品が多いせいか、日に日にチープな印象が強まる ティル・シュヴァイガー。嫌いじゃないんだけどなあ。…

「厨房で会いましょう (Eden)」(2006)

レンタルDVDにて鑑賞(独語音声・字幕なし)。 日本ではBunkamuraで8月頃公開予定(で合ってますか、ありちゅんさん?): ● 作品紹介(cinematopics)/ドイツ公式サイト 料理の天才だけど人付き合いの下手なシェフ、グレゴアが恋したのは平凡な主婦のエ…

「ナンバー9ドリーム」(デイヴィッド・ミッチェル)

古本で購入。 ナンバー9ドリーム (新潮クレスト・ブックス)作者: デイヴィッド・ミッチェル,高吉一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/02/24メディア: 単行本 クリック: 20回この商品を含むブログ (39件) を見る ミッチェル作品は3作目に当たる「Cloud …

「聖母の贈り物」(ウィリアム・トレヴァー)

うちのPCは「歳暮の贈り物」というナイスな変換を叩き出してくれました…。 聖母の贈り物 (短篇小説の快楽)作者: ウィリアムトレヴァー,William Trevor,栩木伸明出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2007/02/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 29回こ…

「プレステージ」(2006)

レンタルDVDにて鑑賞(英語音声・英語字幕)。日本では6月公開予定。 原作はこちら↓: 〈プラチナファンタジイ〉 奇術師 (ハヤカワ文庫 FT)作者: クリストファー・プリースト,古沢嘉通出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/02/10メディア: 文庫購入: 3…

「Ein Freund von Mir」(2006)

レンタルDVDにて鑑賞(独語音声・独語字幕)。日本では6月の「ドイツ映画祭2007」で 「僕の友達」なるタイトルにて上映予定: ●「ドイツ映画祭2007」公式サイト:http://www.asahi.com/event/de07/(「僕の友達」の作品紹介文はこちら) 「グッバイ…

衝撃のクヌート菓子、ほか

もはや先週の話。 日本から訪ねてくれた友人と一緒に街をぐるぐる巡る。 普段は刺激のない街だと思っているけれど、じっくり観察してみると案外発見が。 例えば: 地元のケーキ屋で遭遇した、全く可愛くない(おまけに不味そうな)クヌート菓子。多分マジパ…

「太陽」(2005)

日本人向けレンタルDVDショップにて借出し。初ソクーロフです: 太陽 [DVD]出版社/メーカー: クロックワークス発売日: 2007/03/23メディア: DVD購入: 2人 クリック: 91回この商品を含むブログ (222件) を見る 普段観ている映画とは明らかに異なる「文法」…

文学全集あれこれ

ついに河出書房新社より池澤夏樹氏個人編集で出版される世界文学全集の内容が公表されて、 今から落ち着かない日々を送っております。 「文学全集」という響きから想像される全方位型x教養主義的作品集とはかなり離れた、 むしろ「池澤夏樹コレクション」と…

「アレクサンドリア四重奏(1)ジュスティーヌ」(ロレンス・ダレル)

名作だ!復刊だ!の掛け声に押されて購入。いやずっと待ち望んではいたんですけど。 アレクサンドリア四重奏 1 ジュスティーヌ作者: ロレンス・ダレル,高松雄一出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2007/03/17メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 81回こ…

「スペシャリストの帽子」(ケリー・リンク)

古本で購入。今頃読んでるの?!と言われそうですが、 スペシャリストの帽子 (ハヤカワ文庫FT)作者: ケリーリンク,Kelly Link,金子ゆき子,佐田千織出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/02/01メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 26回この商品を含むブログ …

「新・地底旅行」(奥泉光)

文庫化されてようやく購入。わーい光ちゃんだ♪ 新・地底旅行 (朝日文庫 お 53-1)作者: 奥泉光出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/03/07メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (26件) を見る あとがきで著者本人も書いているよう…

「The Thirteenth Tale」(Diane Setterfield)

The Thirteenth Tale作者: Diane Setterfield出版社/メーカー: Orion (an Imprint of The Orion Publishing Group Ltd )発売日: 2006/09/06メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る 父親の古本屋を手伝いながら、駆出しの伝記作家として…

「ゆれる」(2006)

日本人向けレンタルDVDショップにて借出し。今年は邦画もなるべく沢山観ようと思ってるのです。 ちなみにこれが初オダギリジョー(こっちじゃCMも観れないしね): ゆれる [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2007/02/23メディア: DVD購…

「デスノート」前・後編 (2006)

日本人向けレンタルDVDショップにて借出し: 原作漫画は知人から借りてずっと読んでまして、7巻までは凄く熱中してたんだけど いわゆる「2部」に入ってからは熱も冷め、ほとんど惰性で読んでるという感じで、 でもまあラストは(週刊ジャンプ連載にして…

「砂時計」(ダニロ・キシュ)

「東欧の想像力」シリーズ第一弾、ということで読んでみました: 砂時計 (東欧の想像力 1)作者: ダニロ・キシュ,奥彩子出版社/メーカー: 松籟社発売日: 2007/01/31メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (10件) を見る いやあ、これ…

「Alien Autopsy」(2006)

レンタルDVDにて鑑賞(英語音声・英語字幕): ●英国公式サイト:http://alienautopsy.frankiandjonny.com/ 違法ビデオの販売で小銭稼ぎをしていたレイは、アメリカでひょんなことから 47年の宇宙人解剖フィルムの存在を知り、UFO好きの麻薬王から借金…

「パンズ・ラビリンス」(2006)

UK版DVDにて鑑賞(西語音声・英語字幕): ●日本公式サイト:http://www.panslabyrinth.jp/ 今年のアカデミー賞外国語映画部門では、これとドイツ映画「善き人のためのソナタ」とでは どっちが受賞するか?とドキドキしてました。当時「善き人…」はすで…

「テヘランでロリータを読む」(アーザル・ナフィーシー)

日本人向け図書室より借出し: テヘランでロリータを読む作者: アーザルナフィーシー,Azar Nafisi,市川恵里出版社/メーカー: 白水社発売日: 2006/09メディア: 単行本 クリック: 21回この商品を含むブログ (75件) を見る とても生真面目な本。 著者の語る文学…

「Zoli」(Colum McCann)

実は最近までこの著者と「The Master」のコルム・トビーンとをごっちゃにしておりました…。 もちろんこちらもアイルランド出身(現在はNY在住)。当然ひいきします。ほほ。 Zoli作者: Colum McCann出版社/メーカー: Weidenfeld & Nicolson発売日: 2006/08/…

 本日の日めくり

10日付の「Literatur 2007」より; ●ベーラ・アフマドゥーリナ(Bella Akhatovna Akhmadulina) 1937- ロシアの詩人。 参考:Wikipedia(英)"Bella Akhmadulina" 外国語の現代詩、というのは紹介するのが難しいだろうと容易に想像できるだけに 単独での翻訳…

こねこ

イースター休暇(6−9日)はスペインで食道楽してきました。 おかげさまでメニューに載ってるスペイン語だけは大分わかるようになりましたが それでもやっぱり虚をつかれることも多かったりして。 お気に入りのバールでお目当ての豚を煮たのを食べようと思…

「夜は短し歩けよ乙女」(森見登美彦)

本屋大賞受賞祈願読書。 夜は短し歩けよ乙女作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/11/29メディア: 単行本購入: 40人 クリック: 2,165回この商品を含むブログ (981件) を見る …かーわいーい! 「きつねのはなし」がひんやりとした日本酒な…

「ある島の可能性」(ミシェル・ウエルベック)

古本にて購入。2005年に仏・英・独でほぼ同時に発表された問題作。 「素粒子」の続編的意味合いの作品ということもあって読んでみました。 ある島の可能性作者: ミシェルウエルベック,クサナギシンペイ,Michel Houellebecq,中村佳子出版社/メーカー: 角川書…

 ベルリンのシロクマくん(続)

今週のドイツ版 VANITY FAIR誌は表紙がシロクマのクヌート君! (クヌート君については26日付日記をご覧下さい) 。 更には16頁の特集記事(内8頁は特写グラビア)もあって、もう悶絶しそう…。 あまりの可愛らしさに編集者も頭に血が昇ったのか、記事の…

「The Interpretation of Murder」(Jed Rubenfeld)

フロイトが被害者の精神分析を通して不可解な事件の真相に迫る…という 設定に惹かれて読んでみました: The Interpretation of Murder: The Richard and Judy Bestseller作者: Jed Rubenfeld出版社/メーカー: Headline Review発売日: 2007/01/15メディア: ペ…

 本日の日めくり

●マリアンネ・フレデリクセン(Marianne Fredriksson) 1927-2007 スウェーデンの作家 先日亡くなられたばかり。ドイツではとても人気があります。 紹介文を読む限りではスウェーデンの歴史を取り入れた骨太の文学作品を 多数書いているようで読み応えありそう…

「ベルリン1919」(クラウス・コルドン)

日本人向け図書室より借出し: ベルリン1919作者: クラウスコルドン,Klaus Kordon,酒寄進一出版社/メーカー: 理論社発売日: 2006/02メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (12件) を見る 「小学生高学年−中学生向け」と紹介されていたので、…

 本日の日めくり

「Literatur 2007」より: ●セシル・ボトカー(Cecil Bodker) 1927- デンマークの童話・児童文学作家 「デンマークのリンドグレーン」という形で紹介されてました。 日本でも評論社より「シーラスシリーズ」という少年の成長物語が10冊以上出ています。