「厨房で会いましょう (Eden)」(2006)
レンタルDVDにて鑑賞(独語音声・字幕なし)。
日本ではBunkamuraで8月頃公開予定(で合ってますか、ありちゅんさん?):
料理の天才だけど人付き合いの下手なシェフ、グレゴアが恋したのは平凡な主婦のエデン。
切ない想いを打ち明けられない代わりに、彼は自分の作る官能的な料理(cucina erotica)をこっそりエデンに食べさせる。
エデンはすっかり彼の料理に夢中になるが…。
粗筋を聞いたときは「マーサの幸せレシピ」の男性版かな?と思いましたが、こちらの方がもう少しアート&エロティック。
言葉の変わりに料理で訴えるグレゴアの恋心にエデンの官能も次第に目覚めるのですが、その向け先は彼ではなく
ダンナの方へ。グレゴア、か、可哀想…。
グレゴア役の俳優さんは太っちょで全然ハンサムでもないけど、とても茶目っ気のある表情が素敵で
思わず応援したくなります。対するダンナのキャラもなかなかナイス。
せっかく大人っぽい雰囲気を出していたのだから、ラストももっとスマートに締めてほしかった気も。
なんだか力づく、みたいな終わり方に思えました。(壮絶な「落ち」って言ったらネタばれかしらん)
あともっと料理を一皿一皿もっとじーっくり見たかった。美味しい料理は眼にもオイシイので。
Eden: Frank Oehlers Rezepte der "cucina erotica" - Kochen und die Macht der Liebe. Das Buch zum Film
- 作者: Frank Oehler
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映画で料理を担当したミシュラン一つ星シェフ、Frank Oehler氏による料理本。
「cucina erotica」は彼自身が実際に提唱しているコンセプトらしい。(ちょっと恥ずかし…)
エデン役のシャルロット・ロシュは「バイリンギャルの女子アナ」みたいな人で、今作が映画デビュー作。
ベルリン映画祭のオープニングで司会を務めてましたが、大舞台より被り物かぶってバラエティに出てた方が
似合うのでは?という感じでした。そういう偏見もあって、今回は役柄としても女優さんとしてもあまり魅力を
感じなかったなあ…。
ともあれ恋人同士がデートでこれを一緒に観たら、絶対その後は愛のフルコース間違いなし!という映画でした。
ああ、お腹が空いてきた…。
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しかしこういう「食べる愉しみ」を伝える映画が多数作られるようになるとは…ドイツも変わったものです。
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究極の cucina erotica?! ゴルチェの衣装がまた良いんですよ。
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非常時にちゃっちゃっと美味しいものを作ってくれる男性は、それだけでポイント高し。