「プレステージ」（2006）

レンタルＤＶＤにて鑑賞（英語音声・英語字幕）。日本では６月公開予定。
原作はこちら↓：

〈プラチナファンタジイ〉 奇術師 (ハヤカワ文庫 FT)

●日本公式サイト：http://prestige.gyao.jp/

原作での外枠（孫の世代がどうこう）が取り払われて奇術師２人のバチバチ対決に話が絞られた分
ちょっとはスッキリするかと思いきや、代わりにお互いがそれぞれの日記を（時間を置いて）読み合うと
いう演出でまたまた時間軸がややこしい事態に。とはいえノーラン監督の演出はややこしくても
決して曖昧ではないので、よくよく考えればちゃんと分かるはず…と原作を読んだ人間は余裕で発言。
原作よりはきっちりオチがついていて、映画としては正しい方向だと思います。
大好きなマイケル・ケインが冒頭から活躍してくれるのも個人的にはポイント高し
（デヴィッド・ボウイには驚いたけど）。

両方見比べると手品師映画対決は、やはり「The Illusionist」よりもこっちの方が断然上手。
「The Illusionist」も原作への思い入れを無視すれば（！）そんなに悪い内容じゃないけど
こっち観た後だとちょっと甘ったるすぎるかな…。

それにしても変な邦題が通らなくてよかったよかった。