「テヘランでロリータを読む」(アーザル・ナフィーシー)


日本人向け図書室より借出し:


テヘランでロリータを読む

テヘランでロリータを読む


とても生真面目な本。
著者の語る文学論は極めてオーソドックスだが、この異常な状況下では
その正論が改めて胸に沁みる。
80年代以降のイランの情勢と一般の人々(特に学生)の暮らしを知る上でも
貴重な資料といえる。




バルザックと小さな中国のお針子 (ハヤカワepi文庫)

バルザックと小さな中国のお針子 (ハヤカワepi文庫)


圧政下における禁じられた読書の快楽、という設定はこちらも同じだけど
おフランスの小説を読んで色恋に目覚めるというのが嬉し恥かしなのであります。
ラストはある意味爽快。