「街場のアメリカ論」(内田樹)

街場のアメリカ論 NTT出版ライブラリーレゾナント017

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何故かしょっちゅう「場末のアメリカ論」と言い間違えてしまう私だった。


一応ガッコでアメリカ史は一通りなぞった(トクヴィルの事も習った)し、雑誌「English Journal」で越智道雄氏が連載しているエッセイに類似したテーマのものが多かったので、それほど目新しい発見はなかった。
それでもササーッと一気に読んで得した気分になれるのは、やっぱり著者の語り口が上手いのか。
一読の価値はあると思うけど、この本だけ読んで分かった気にはなって欲しくないなあ(、と内田氏も思っているだろう、多分)。




越智道雄氏の著作できちんと読んだのは「ワスプ(WASP)―アメリカン・エリートはどうつくられるか (中公新書)」くらいだけど、これをきっかけに何冊か目を通してみても良いかな、と思いはじめた。
題名だけみるとトンデモ本みたいなのもあるけど、違います(と思う)。



秘密結社―アメリカのエリート結社と陰謀史観の相克 (B選書)

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21世紀のアメリカ文明

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