先月読んだ本から
3月は結構がんばった!
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- 作者: パトリック・デウィット,茂木健
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- 作者: ウー・ミン,さとうななこ
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- 作者: 尾崎俊介
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『たけくらべ(現代語訳:川上未映子)』:3月の旧著発掘その1。原文と比較すると、普通は脚注で説明するような部分も本文に取り込んで、かなりゆったりと構えて話を進めています。原文至上主義者でなければ、物語と向き合うのにこれって充分アリ、というかとても面白い。読む方にも余裕が出来るのか、美登利と信さん以外の登場人物にも目が向きます。みんな若くてかわいいなあ(←オバサン発言)。
◆参考:「川上未映子さん、一葉「超訳」」(読売新聞)
「川上未映子さんが「たけくらべ」現代語訳 リズミカルに一葉と一体化」(産経新聞)
川上氏が愛読していたという松浦訳↓にも目を通してみましたが、こちらはかなり原文に忠実で、川上訳を読んだ後では現代語訳という気がしないくらいでした。翻訳ってほんとに不思議。
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- 作者: ハーパー・リー,菊池重三郎,Harper Lee
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◆参考:「アメリカの正義と『アラバマ物語』」(文:宮脇俊文、柏書房サイト)
読む前はもっと人種差別問題が前面に出ているのかと予想していましたが、実際には↑で書かれているように南部の小さな町、会う人誰もが顔見知りという狭い共同体の日常が詳細に描かれていて、その中に(南部だから当然)人種差別もある、という印象でした。共同体に囲われることの心地よさと息苦しさがリアルだからこそ、奴隷制というアメリカ特有の問題もわが身に引き寄せて考える余地がある、ということなのかな。
小ネタですが読んでてずーっと「どうしてスカウトは(本名がジーン・ルイーズなのに)スカウトって呼ばれてるの?」と疑問だったのであとで調べてみました:
I also thing that the nickname ‘ Scout’ represents her personality , not only in the sense that she is a tomboy but also in the idea that she is a very questioning person who is constantly ‘scouting’ for more information, new games, reasoning and explanations to things.
「なぜなぜちゃん」みたいなものなんでしょうか…。
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映像関連ではようやく観たコレ:
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原作の日本語版が出たのが1991年、私が読んだのはその翌年で、その時の衝撃は今でも胸に残っています。「ぼくら」で語られる原作の異様さは映像化に際しさすがに薄れたものの、東欧アニメっぽいシュールな演出が「戦争時の子供たちの可哀相な日常」と単純化されるのを防いでいます。久々に原作読み直そうかな。
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