「The American Lady」(Petra Durst-Benning)


以前読んだ「The Glassblower」の続編です:

The American Lady (The Glassblower Trilogy Book 2) (English Edition)

The American Lady (The Glassblower Trilogy Book 2) (English Edition)


舞台は20世紀初め。ドイツのガラス職人の村ラウシャで工房の要となっていたMarieは創作意欲の衰えを感じ、気分転換に姉のRuthのいるニューヨークへ向かう。グリニッジ・ヴィレッジの自由な芸術家気質に触発され、さらにワイン商のイタリア人と恋に落ちて、Marieの人生が大きく変わろうとしていた…。


一方でRuthの娘・Wandaは裕福な家族の御令嬢としてもてはやされていたが、本人は立派なキャリアを積みたいと思っていても思いは空回りで失敗ばかり。自身の出生の秘密を知り実の父がラウシャにいると知ったWandaは、自分のルーツを確認するためにラウシャへ向かうことに…。


相変わらず無鉄砲なラウシャの女たち。Wandaはニューヨークでは全然使えない女の子だったのに、アメリカから来た=キャリアウーマン!と思われて、本人もその気で奮闘するのがかなーり嘘っぽい。とはいえ、そのハラハラ加減についつい読まされてしまうわけですが…文章が平易で読みやすいので多分3作目もそのうち読みます。