TVドラマ「SEXとアートと美しき男たち」(2009)


先週よりLaLaTVで放映中の、ラファエル前派の画家たちを主人公としたドラマ。
BBC制作(全6回):



●人物相関図(by LaLaTV):http://www.lala.tv/programs/desperate_romantics/relations.html


なんちゅう恥ずかしい邦題…と思いましたが、原題("Desperate Romantics")も多分
デスパレートな妻たち」を意識していそうだし、ラファエル前派自体も割と「若気の至り」
みたいなノリ(失礼)だしね…いやいやしかし恥ずかしい(赤面)。


先日が第一回放映でしたが、歴史はきちんと踏まえつつも青春ドラマ的な軽みがあって楽しく
観ちゃいました。もともとラファエル前派の絵って少女マンガっぽいキラキラ感がありますが、
実際にも軽薄で強引なロセッティ、お坊ちゃま系のミレイ、偏屈だけど奥手なハント、と
「原作は少女マンガ」って言われてもおかしくないくらいキャラが立ってますです。
それになんといっても、リジー役の女優さんが正に「赤毛のオフィーリア」という感じで素敵!


ロセッティの自画像(wikimedia):←どう見てもナルちゃん…。


私は元々はウィリアム・モリス好きで一時期その手の本を読み漁っていたので、ドラマ内で
知ってる名前や絵が出てくるとそれだけで「おーやっちょるやっちょる」と嬉しくなってしまいます。
後半モリスと(と妻ジェーン)がどういう形で出てくるか、今からとっても楽しみです。