「石上純也展:建築はどこまで小さく、あるいは、どこまで大きくひろがっていくのだろうか?」


●参考:「元 雑誌BRUTUS(ブルータス)副編集長、鈴木芳雄のブログ」での紹介文:
http://fukuhen.lammfromm.jp/?p=7406


上記ブログ↑を読んで俄然興味が湧いたので、暑い中を頑張って銀座まで行ってきました。
銀座かつ資生堂なので上品で堅苦しい雰囲気かな?と思っていたのですが、展示された模型群を見ての
最初の感想は「か、かわいすぎる…(萌)」。


デッサンのタッチや色遣い、そのこじんまりとした雰囲気に、なんだかサラ・ミッダ(うわ懐かしい)を
連想してしまいました。それぞれの模型に添えられているプロジェクトの説明文が、これまた果てしない
夢を呟いているようで…。
山の中をくり抜いた空間にプラネタリウムを作るとか、ずっと雨が降り続けている部屋とか、延々と
地面に平行して伸びていくがゆえに地球の丸さと同じ弧を描く橋だとか。
建築と自然と環境を渾然と組み合わせるその発想の大きさと、それをイメージ化した模型の小ささとの
ギャップにくらくらーっとしました。


うーん楽しい。でも建築としてどこまで実現可能なのかは、今の私にはちょっと分からない。
頭の中で少し情報整理してからもう一度見たいなーと思います。とにかく可愛いから何度観ても
飽きそうにはないですし。


↑これは2007年に実際に展示された「四角いふうせん」。これの模型もあった。


●「石上純也さんに金獅子賞 ベネチア国際建築展」:
http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010082801000764.html

↑受賞作品は展示して3時間くらいで壊れちゃったそうです。そんな作品を出展する側も野心的なら
授賞する側も偉いですねえ。