「アメリカは歌う。」(東理夫)
図書館にて借出し:
- 作者: 東理夫
- 出版社/メーカー: 作品社
- 発売日: 2010/02/26
- メディア: 単行本
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以前読んだ↓からの流れで読んでみました:
- 作者: ウェルズ恵子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/04/23
- メディア: 単行本
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装丁の色合いも似てる…。
本書でも黒人霊歌について一章を割いていますが、メインとなっているのはいわゆるカントリー&ウェスタン
(もっと細かい分類があるようですが素人にはよく分からない)で歌われる主題のルーツとその変遷について。
私自身はC&W音楽については全く知識も無いし、正直これまでほとんど興味も無かったのですが、そんな私でも
ぐいぐい引きこまれるような「物語」の魅力を感じました。本を読まない人でも流行り歌は口ずさむ、そんな
普通の人たちの率直な心情を映したような歌詞や内容は、時代の鏡として後々まで残っていきます。
そこには小説とは違う形での「語り」の力強さが息づいています。もっともっと紹介されてほしい世界です。