「作家James Hopkinが選ぶポーランド文学トップ10」


…というのがGuardian のWebサイトに掲載されてました:
●「James Hopkin's top 10 Polish books」
http://books.guardian.co.uk/top10s/top10/0,,2257181,00.html


正直この作家のことは全然知らないし、このトップ10がどのくらい評価できるかも分からないけど
私自身の勉強不足を補うには丁度良い内容。これから色々当たってみたい。



ポーランド文学の贈りもの

ポーランド文学の贈りもの

●詳細はこちらを。1位のZbigniew Herbert(ズビグニェフ・ヘルベルト)、7位のTadeusz Rozewicz
(タデウシュ・ルジェーヴィッチ)の詩が収録されている。



世界文学のフロンティア〈2〉愛のかたち

世界文学のフロンティア〈2〉愛のかたち

●詳細はこちら。3位のゴンブロヴィッチ、7位のTadeusz Rozewicz(タデウシュ・ルジェヴィッチ)などを収録。



ぼくはだれだ (文学のおくりもの 13)

ぼくはだれだ (文学のおくりもの 13)

ポーランド・コンプレックス

ポーランド・コンプレックス

●2位のTadeusz Konwicki(タデウシュ・コンヴィツキ)の翻訳本。



ポルノグラフィア

ポルノグラフィア

トランス=アトランティック (文学の冒険シリーズ)

トランス=アトランティック (文学の冒険シリーズ)

フェルディドゥルケ (平凡社ライブラリー)

フェルディドゥルケ (平凡社ライブラリー)

ゴンブローヴィッチはそのうち読みたいと思ってます。



シュルツ全小説 (平凡社ライブラリー)

シュルツ全小説 (平凡社ライブラリー)

●シュルツも。この本も積読状態から早く解放せねば…。



【参考】
「ドイツは戦争の苦難を語り得るか」(ブリギッテ・ペツォルド、ディプロ2004-4サイト)
http://www.diplo.jp/articles04/0404-5.html

最後の方に10位の Stefan Chwin(ステファン・フフィン)の発言が。
ギュンター・グラスはこの後例のSS入隊経験の告白で一大スキャンダルを巻き起こしましたが、作品は別物として
きちんと読んでみたいです。
ポーランドのEU加入によって人の行き来が容易になり、ドイツ人がポーランドに「戻る」ケースもかなり
増えてきたようで、色々と話題になっていたのを思い出しました。この辺はかなりデリケートな問題なので
ちゃんと調べておきたい。



ポーランド文化の現状 −EU加盟とその影響」(加藤有子、東大スラヴ語スラヴ文学研究室サイト)
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~slav/postcom/04kato.html

6位のオルガ・トカルチュク(Olga Tokarczuk)7位のTadeusz Rozewicz(タデウシュ・ルジェーヴィッチ)、
8位のアンジェイ・スタシュク(Andrzej Stasiuk)などの名前が挙げられている。



●4位のAndrzej Szczypiorski、8位のアンジェイ・スタシュク(Andrzej Stasiuk)は日本語訳はありませんが、
先日調べた南ドイツ新聞の文学全集のなかに彼らの作品が収められています
(41巻と63巻)。