すまとら


フランスに行ったら、なるべく新しいチーズに挑戦することにしています。
どこの街にも一軒は偉そうな…もとい、昔からの伝統あるチーズ専門店があって、店に入ると同時にプワーンと何とも言えない香りに包まれるのがまた楽しい。


ニュイ・サン・ジョルジュで入ったレストランがチーズ屋も経営しているということで、デザートの代わりにチーズ5種の盛り合せを頼んでみました。
普通5種もあったら青カビ、白カビ、ハードタイプ…とタイプを変えてくると思いきや、出てきたのは全部、見た目はほとんどそっくりなカマンベールみたいなチーズばかり。
味わいも本当に微妙な差があるだけで、「うーんこのビミョーな差にこだわるところがフランス人のフランス人たる所以なのかあ?」と感心するやら途方に暮れるやら。我らのチーズ道はまだまだ険しい…。


それでもぐるぐる5種類を食べ比べるうちに、これが一番好みかな?というチーズの名前を聞いてみました(最初に全部説明してくれたのだが、さっぱり頭に入らなかった)。すると


店の人「すまとら」
私たち「?!?!?ス、 スマトラー?」
店の人「ウィ、すまとら」


な、なんか変なこと聞いちゃったかしらん?
しかし何度聞いても「すまとら」としか聞こえないので、綴りを書いてもらいました。
Soumaintrain。スーマントラン。なるほど。


家に戻って調べてみると軽めのウォッシュタイプのチーズでした。ウォッシュタイプはモノによっては癖が強くて食べにくいけど、これはそのクセがちょっとしたアクセントになっていて、かえって食べやすかったです。また機会があったら挑戦してみよう!