先月読んだ本から

あけましておめでとうございます。カウントダウンはシルヴィ・ギエムで迎えようと思っていたのに吉田類の酒場放浪記を観てしまったダメな私です…


12月は中盤に私がノロウィルス(ぽいやつ)、終盤には家人がインフルエンザにかかって帰省どころか外出もできないという悲惨な状況で、当然ながら読書量も激減。


天国でまた会おう

天国でまた会おう

「天国でまた会おう」:一昨年話題になった「その女アレックス」は興味はありながらもミステリ苦手だしな…と二の足を踏んでましたが、ゴンクール賞まで取ったこの小説は、いやはやすんごく面白い!私の嫌いなフランス小説にありがちな「こんなダメな僕だから愛してよ」的ナルシズムというかエゴイズムがほとんど無く、戦争とそれに続く人生の非情が淡々と描かれていながら、実はとんでもないエンタメに仕上がってました。悪役のプラデル中尉が本当にヤな奴で、棺桶を値切る場面とかホントむかっときたー。



世界収集家

世界収集家

「世界収集家」:実はまだ日本語版は読了してないんだけど、英語版で一度読んだから良いでしょ。ずーっと日本で紹介されるのを待っていて、でももう無いかなと諦めていたところで今回の出版、素直に嬉しいです。これを機に他の作品も紹介されてくれるといいなあ。


昨年は洋書に関しては、kindleで20冊以上読めて自分なりに方向性がつかめてきた感じ。今年も精進します。