先月読んだ本から
先月は図らずしも「アジア月間」でありました:
- 作者: 閻連科,谷川毅
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2014/09/26
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (24件) を見る
- 作者: パク・ミンギュ,中川美津帆,鈴木千佳子,吉原育子
- 出版社/メーカー: クオン
- 発売日: 2015/03/09
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
- 作者: ファン・インスク(黄仁淑),藤井久子,鈴木千佳子,生田美保
- 出版社/メーカー: クオン
- 発売日: 2014/09/30
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
これら2冊を含んだ「新しい韓国の文学」シリーズはもう少し読んでみる予定。
- 作者: 舞城王太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/05/29
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (98件) を見る
元から舞城氏の作品はかなり陰惨な設定や展開だったりするんだけど、超絶トリックやらブッ飛びキャラの活躍とかでそういうエグさも後方に退いてしまう、みたいなところがあったように思う。
しかし今回はそういうトリッキーな要素が前面に出てこない分、真面目に怖い。私はホント怖い話が苦手なので、1話目でうわうわと思い、2話目でうわああんと泣きそうになり、3話目読むのもおっかなくて、でもラストの晴れやかさに救われた…という感じ。
そんなに怖いのいやなら読まなきゃいいじゃん、と言われそうですが、そこで読まずにおれないように後を引くのがこの小説全体を一貫する「語り」の特異さ。この語り手いったい何者?どういう立ち位置?気になって何度も読み返してしまう、そのくらいのインパクトがこの「語り」にはあります。既にネット上で色々と考察されているし、私なりの解釈はあるけれど、でも完全に納得しているわけでないのでまた読み返して怖い思いをする…うーむ恐怖の無限ループ…。
いやでもやっぱり面白いですマイジョー先生。ついていきますよこわいけど。
(「深夜百太郎」もじわじわ怖い…)
映画の方は台湾映画強化月間。きっかけは↓この辺:
- 作者: 四方田犬彦
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2015/01/15
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (7件) を見る
- 作者: 野嶋剛
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2015/02/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
数年前に台北観光に行った時から好感を持っていて、さらに我が愛車GIANTの製造国ということもあって、自分の中の台湾熱は結構高まっているのですが、なかなか再訪は難しい。映画はこれまでもボチボチは観ていたのですが、上記の2冊を読んでまとめ視聴実施。ドタバタ系はあまり好きじゃないのでしんみり系中心に。
珠玉のアジアン・ライブラリーvol.5 「練習曲」×「ビバ!監督人生!!」
- 出版社/メーカー: エスピーオー
- メディア: DVD
- クリック: 14回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2010/02/24
- メディア: DVD
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
珠玉のアジアン・ライブラリーVol.6「午後3時の初恋」×「遠い道のり」 [DVD]
- 出版社/メーカー: エスピーオー
- 発売日: 2010/03/03
- メディア: DVD
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
「悲情城市」から25年(え!)、台湾も気鋭の若手監督がどんどん出てきているようで頼もしい限りであります。ちなみに以前観て印象に残ったのは:
- 出版社/メーカー: マクザム
- 発売日: 2015/05/29
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (4件) を見る
- 出版社/メーカー: エプコット
- 発売日: 2010/11/27
- メディア: DVD
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2011/06/08
- メディア: DVD
- クリック: 14回
- この商品を含むブログ (21件) を見る
そしてこれから観たいのは↓。今から楽しみです:
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- 発売日: 2015/08/05
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (4件) を見る