「The End of Days」(ジェニー・エルペンベック)

原題"Aller Tage Abend"の英訳です。原書はドイツ語で2012年に発表:

The End of Days

The End of Days

翻訳家・浅井晶子氏による内容紹介(パプリカ商店)


以前読んだ著者の『年老いた子どもの話』が地味暗で、今回の話もかなり暗そうだな…としばらく遠巻きにしていたのですが、読んでみると構成も文体もかなり野心的で、ちょっと苦労はしましたがこれは今読まねば!と思わせる、気迫に満ちた作品でした。英訳も評価が高く、今年のIndependent Foreign Fiction Prizeを受賞しています。


いやいやこれは日本語版も出さないとダメでしょー。彼女やユリア・フランク、ユーディット・ヘルマンあたりは日本でももうちょっと注目されてほしいと思います。まあ多少なりとも翻訳が出てるだけましですか…。