先月読んだ本から
約半年ぶりに英語本("The Interview" by Patricia O'Reilly)を読んで、宿題を一つ済ませた気分。まあ宿題といっても自分で勝手にこしらえてるわけですが。
- 作者: トム・ジョーンズ,舞城王太郎
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2014/08/13
- メディア: 単行本
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あまりにマイジョー感が強いので、比較のために『拳闘士の休息』(訳:岸本佐知子)もそのうち読んでみようと思いました。
- 作者: 村木嵐
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/06/07
- メディア: 文庫
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少年使節4名のうち千々石ミゲルは途中で棄教したのでその後の生涯について詳しい記録はあまり残っていない、ゆえに様々な解釈が可能、という訳でこの小説も一つの可能性としてアリかなとは思う。しかしこれではたまちゃんがかわいそうだ。
活版印刷人ドラードの生涯―リスボン→長崎 天正遣欧使節の活版印刷
- 作者: 青山敦夫
- 出版社/メーカー: 印刷学会出版部
- 発売日: 2001/12/01
- メディア: 単行本
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日本で生まれながら多分ハーフ?でイエズス会に育てられ、少年使節のお世話係および欧州の活版印刷術を学ぶために航海に同行した青年ドラード。考えようによっては使節たち以上に数奇な運命でありながらあまり知られていないのはなんとも勿体ない!小説仕立てで(かなり著者の思い入れが入っているけれど)総じて読みやすかったが、もうちょっと学術的な内容でも良かったように思う。調べるほどにもっと色々なことを知りたくなる。
- 作者: 梨木香歩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/09/30
- メディア: 単行本
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映画の方もいろいろと宿題消化:
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2013/11/06
- メディア: DVD
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- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2014/10/02
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でもやはりこれは原作と映画、両方を味わうべき。引き離されてから二人がそれぞれ歩んできた道のりを詳しく重層的に知るほど、その痛ましさが実感できると思うので。
- 作者: マーティンシックススミス,Martin Sixsmith,宇丹貴代実
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/01/17
- メディア: ペーパーバック
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ドイツ映画絡みでは、こんなものも:
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2014/08/04
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◆ダニエル・ブリュールへのインタヴュー(GQ Japan):http://gqjapan.jp/more/people/20140210/gqa-daniel-bruhl
ダニエル君経営のベルリンのタパスバー、行きたいな!
10月は「北斎展」にも行けて満足満足。展示の最後を飾るのが応為の作品でちょっと感動。
11月も宿題を粛々と自分で作り、自分でこなす…そんな月になりそうです。