先月読んだ本から

月一まとめが定着しつつある…


剃髪式 (フラバル・コレクション)

剃髪式 (フラバル・コレクション)

『剃髪式』:「1920年チェコの小さな町での牧歌的な風景…をかき乱す天然はねっかえり若妻のマリシュカがカワイすぎる!著者の母親がモデルらしいけど、こんな奥さんいたら夫としてはワクワクヤキモキだねえ(同情)」(twitterより)
ちなみに私の脳内でのマリシュカは綾瀬はるかです。パワフルな天然、でもかわいい、みたいな。


Q 上

Q 上

Q 下

Q 下

『Q』:「いやあ面白かった。宗教がらみで難しいかなと思ったけど、基本的には史実に忠実なのでとりあえずルターくらい知ってればあとは読みながらネット検索すれば大丈夫。ドイツに住んでるうちにミュンスター行っておけば良かったなあ 』(twitterより)

出版社の宣伝文句「『薔薇の名前』+『ダ・ヴィンチ・コード』+<007>」というのは???だったりしますが…まあ『薔薇の名前』はイタリア文学&宗教絡み(&同じ出版社?)ってことでまだ分かるとして…<007>は、「Q」がスパイということで無理矢理持ってきた感じ。『ダ・ヴィンチ・コード』は…まああれくらい売れると良いなあってことでしょうか。


沈黙を破る者

沈黙を破る者

『沈黙を破る者』:最近はドイツの最新ミステリも数多く紹介されるようになってきました。これも手堅い一冊。ただ、ちょっと表紙が怖い…。


今回は小説以外でも幾つか:

SFを実現する 3Dプリンタの想像力 (講談社現代新書)

SFを実現する 3Dプリンタの想像力 (講談社現代新書)

『SFを実現する』:』「3Dプリンタを通じて結合するScience FictionとSocial Fabrication の可能性に興奮。「情報」と「物質」、「つかう」と「つくる」が切れ目なくつながる世界観。メディア論としても面白いっ」(twitterより)
物体をスキャン→データ転送→3Dプリンタで複製、って確かにもうほとんどテレポーテーションだよね!


アメリカ的、イギリス的 (河出ブックス)

アメリカ的、イギリス的 (河出ブックス)

アメリカ的、イギリス的』:「アイルランド好きにはおなじみ英国の毒舌評論家が綴る米国人所感。最初のページからアメリカ人は宇宙人に拉致されすぎ、宇宙人はもっと公平に人選せよとかムチャクチャ言い始めるので大変にワクワクしている」」(twitterより)
「「連合王国(英国)ではカタストロフが表沙汰になることはない。あるのは「ちょっとした問題」である。(略)合衆国にも実はカタストロフが存在しない。(略)合衆国では、それらは「チャレンジ」として知られている」(P85)わはは 」 」(twitterより)

ステレオタイプと言われればそうなんですが、豊富な引用とキレキレの文章でぐいぐい読ませるんだなあ。いや傑作。


『オースティンランド』:「オースティンの世界を適度に毒の効いた描写でちゃかしつつ最後は可愛くまとめましたという感じ。ガチのオースティン・ファンは怒るだろうけど、テキトー派の私にはなかなか楽しかった」(twitterより)
長谷川町蔵氏のtwitterでの指摘↓には、なるほどと思いました:
「『オースティンランド』の原作者、監督、プロデューサー(『トワイライト』の原作者)は全員モルモン教徒女子。未婚の男女の身体の接触が許されないオースティンの時代の恋愛は、彼女たちにとってはリアルなのだ。」
https://twitter.com/machizo3000/status/483918792448155648
オースティンは私らの同時代人、ってわけか。


ボルジア家 愛と欲望の教皇一族 ファースト・シーズン【4枚組】  [DVD]

ボルジア家 愛と欲望の教皇一族 ファースト・シーズン【4枚組】 [DVD]

「ボルジア家」は順調にファースト・シーズンを観終わりました。あれだけドロドロやっといて最後に聖家族風な構図でエンディング、ってホント、やな一族!(←誉めている)続きももちろん観ますよ。
関係ないけど特典映像でのジェレミーの私服姿がカッコよかった…。