「The Flea Palace」(Elif Shafak)


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The Flea Palace

The Flea Palace


元ネタは↓で入手:

いま、世界で読まれている105冊 2013 (eau bleu issue)

いま、世界で読まれている105冊 2013 (eau bleu issue)

1960年代、イスタンブール郊外の墓場の上に新興住宅地が築かれた。それから三十年、人々の活況は遠のき、いまや街はゴミの異臭に覆われ寄りつくものとてない。悪臭の源なる一棟のアパルトマンの住人達を除いては。(略)飴玉宮殿の各部屋にひしめく曲者ぞろいの住民たちの行状を「私」が描き出していく奇怪な人間観察記
(「いま、世界で読まれている105冊」P.85)

上のあらすじにあるように、多彩な登場人物が繰り広げるエピソードはそれぞれに面白く読ませます。ただ個人的には話を広げ過ぎて最後にまとめきれず、やや尻切れトンボで終わってしまったという印象。
英訳されている著者の他作品も評価が高いので、機会をみて読んでみたいと思っています:


The Bastard of Istanbul

The Bastard of Istanbul


参考:著者のTEDでの講演:
http://www.ted.com/talks/elif_shafak_the_politics_of_fiction.html