「イスラム飲酒紀行」(高野秀行)
図書館にて借出し:
- 作者: 高野秀行,森清
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2011/06/25
- メディア: 単行本
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「私は酒飲みである。休肝日はまだない。」
そんな呟きとともに始まる、アル中一歩手前?の著者が禁酒地帯・イスラム圏にて酒を求めて
ジタバタと繰り広げる冒険の数々。同じ酒飲みの私(休肝日はあるけど)としては、もうこの
設定だけでニヤニヤワクワクしてしまいます。
イスラム圏でも、実は外国人観光客向けのレストランやバーに行けば一応ちゃんと出してくれる
のですが、著者が望むものはそういうところにはないのです:
今までビールだけじゃイヤだとか、ゆっくり飲みたいとか、ずいぶん我がまま放題だったが、
私が本当にやりたかったのは一番ふつうのこと、つまり「現地の人とわいわいがやがや飲む」と
いうことだったのだ。(P.197)
というわけで、怪しげな案内人に連れられて彷徨う見知らぬ街の名もない路地で、思いがけなく
始まる酒宴。探してみれば見つかってしまう地元の酒と酒飲む人々。酔いも回って夜は楽しく
とっぷりと更けていくのでした…極楽。
同行カメラマン・森清氏の写真もとても素晴らしいです。本人は酒飲みじゃないのにこんな著者に
付き合うのはしんどかっただろーなー。御苦労様でした!
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 2011/08/01
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文様好きにはイスラム文化って憧れです。