「月に囚われた男」(2009)


レンタルDVDにて観賞:



●映画公式サイト:http://bd-dvd.sonypictures.jp/moon-otoko/


監督はデヴィッド・ボウイの子息のダンカン・ジョーンズ。そういえばボウイには昔「ゾウイ君」という名前の
息子がいたと記憶していたけど、その子はどうなったの?と調べてみたら、この監督の本名が「ダンカン・ゾウイ・
ヘイウッド・ジョーンズ」と言うのだそうな。あらー随分大きくなっちゃって!(と近所のおばちゃんのような感想)


粗筋だけ読むと「惑星ソラリス」みたいな話?と思って観てみたら、ちょっと「2001年宇宙の旅」テイストも混じって、
でもそれよりずっとオーソドックスと言うか、古典的なSF映画という趣きでした。派手なSFXに頼るでもなく、
難解で深遠な雰囲気を振りまくでもなく、自分の伝えたい物語を誠実に形にしている、という印象。新人はこのくらいが
初々しくて良い良い♪ ほとんど一人芝居(2役だけど)のサム・ロックウェルも良かったです。



ところで映画の冒頭で語られる「地球ではエネルギーが枯渇したので月で代替物を採掘している」という初期設定は、
今読んでいるフランク・シェッツィングの新作「LIMIT」の設定とそっくりなんですけど…?と気になったところで
思い出しましたが、そーいえば「LIMIT」の第1巻で他ならぬD・ボウイ氏が登場してたじゃん!老体に鞭打って!
(←近未来の話ですから、念のため)これは絶対、仲間内で目くばせし合ってるんだろうなーと妄想しております。
話自体に直接的な関係は何もありませんが、両方知ってるとちょっと違った面白さが味わえるかも?


LIMIT〈1〉 (ハヤカワ文庫NV)

LIMIT〈1〉 (ハヤカワ文庫NV)

全4巻。私は今のところ3巻まで読みました。