「プリンセス・シシー」三部作(1955-1957)


NHK−BSにて録画:


エリザベート ロミー・シュナイダーのプリンセス・シシー [DVD]

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エリザベート2 若き皇后 [DVD]

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エリザベート3 運命の歳月 [DVD]

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普段はあまり古い映画は観ないんですが、ウィーンであの別嬪さん(死語)な肖像画を見てからどーにも気になる
シシーことオーストリア皇后エリザベートが主人公なら観てみたいなあーと録画してみました。


エリザベート (上) 美しき皇妃の伝説 (朝日文庫)   エリザベート (下) 美しき皇妃の伝説 (朝日文庫)
↑少女マンガに出てきそうな別嬪じゃ!↑


…うわわわ三部作、一気に観ちゃいました。
演じるロミー・シュナイダーの溌剌とした可愛らしさがとっても素敵。エリザベート、実際にはかなりの
困ったちゃんだったのでありましょうが、その魅力で次々と周囲の頑なな心をほぐしていき、皇后として絶大な
支持を得る…というのが話の大筋なので、演じる側の魅力が観る方に感じられないと全く説得力がなくなって
しまう訳ですが、これはもう大満足。これは人気出るわ!と思っちゃいました。


シシーもロミー・シュナイダーも後半生はかなり悲惨だったそうなので、この映画に見られる初々しい笑顔に
後から観る者としては癒される一方で複雑な気持ちにもなりました。
いかにも田舎貴族だけど人間味あふれるシシーの両親も素敵だし、三部作中ではずっとフランツ・ヨーゼフと
ラブラブ♪だったのが嬉しかったです(単純)。



ロミー・シュナイダーの一生をなぞったTVドラマが昨年ドイツで放送されたそうですが、主演がジェシカ・
シュヴァルツ(Jessica Schwarz)…うーん、なんでこの人ドイツでこんなに人気があるんだろ?私には
よく分からない…(でも観たい)。



「ルートヴィヒ」は観てるけど、他の作品も観てみたいと思いました。


W杯などですっかり馴染みの曲となったドイツ国歌のメロディが「オーストリア国歌」としてしばしば流れるのも
不思議な感覚でした。この曲も随分と数奇な運命をたどってますね:
●「5国と1皇室を潰したトホホな国歌」(オーストリア散策):http://www.onyx.dti.ne.jp/~sissi/episode-26.htm