「見えざる隣人」(吉田忠則)


図書館にて借出し:


見えざる隣人

見えざる隣人


池袋はよく利用する街なのですが、北口から西口にかけての中国人の多さは半端じゃないです。行きつけの店なんて
パッと見ただけではそうと分からないですけど、半数以上の客が日本語を喋ってません。


「池袋チャイナタウン」の構想立上げと地元との反目についてはTVなどで取り上げられてもいて興味を持っていたので、
この本もその関連で読んでみました。中国関連の本はネガティブな内容が多いのに対抗してか、本書はなるべく客観的もしくは
ポジティブな姿勢で臨んでいるのが読んでいて感じられました。ただ読み終わってみると在日中国人の中でも高学歴者もしくは
成功者の話が多くて、本当はもうちょっとドロドロしてるんじゃないの?という気もしました。
(まあそういう内容の本は他にもっとあるんでしょうが)


新聞連載が元になっているせいか、話が前後したり同じ内容が繰り返されたりと少々読みにくい部分もありましたが、
中国本土の経済成長に伴って日本にやってくる中国人が今後どのように変わってくるのか、それを日本人はどうやって
受け止めるのか、引き続き注意を払っておきたいと思いました。



本書で紹介された中で気になった本↓:



現代中国人の日本留学

現代中国人の日本留学


中国人の日本奮闘記―世紀を越えた留学の格闘物語

中国人の日本奮闘記―世紀を越えた留学の格闘物語


中国動漫新人類 (NB online books)

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