「ニセドイツ」1、2(伸井太一)


図書館にて借出し:




政治家の思惑や駆け引きで出現し、そして消滅した国・東ドイツ。そのイデオロギーはいまや形も無いけれど、
その時期に産み出されたモノたちはひっそりと目に触れ、手に触れる形で今も残されています。


そんなオモロ悲しい道筋を辿った東独製品たちを、沢山の写真と思い入れ(と無理やりなオヤジギャグ)たっぷりの
解説で紹介したのがこの2冊。もっとカタログちっくでスカスカな本かと思ってましたが、意外なほど読み応え充分で
とっても満足しました。モノを通じて見えてくる普通の人々の生活が、たまらなく切なく感じられます。
本書にも書いてありましたが、映画「グッバイ・レーニン!」の良き参考書になりそう。


著者の補完ブログ↓も情報満載で楽しいです。やっぱりトラビ(東独製自動車)が好きなんだー。
http://nisedeutsch.blog112.fc2.com/


この「共産趣味」シリーズもすごいと思いますが、同じ編集者が手がけている本はみんなすごい!ある意味
一貫したポリシーが感じられます。どれも超私好みなので他の本もガンガン読もう!と思ってます。


いんちきおもちゃ大図鑑―中国・香港・台湾・韓国のアヤシイ玩具

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ファーストフードマニア〈Vol.1〉中国・台湾・香港編

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コーラ白書―世界のコーラ編

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大使館国際関係史―在外公館の分布で読み解く世界情勢

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本書&上記ブログで紹介されていた「回るトラバント」。スゴイ迫力…(音楽も…)。