「Mister Pip」(Lloyd Jones)

2007年ブッカー賞候補作。
１年位前に紀伊國屋書店のバーゲンで買ったのにずっと積読状態で、もうすぐ日本語版が出ると知ってあわてて読了。
いけませんねそういう読書は！

Mister Pip

平和だった南の島が突如戦争となり、孤立状態に追い込まれる。白人でたった一人残ったワッツ氏は島の子供達にディケンズの
『大いなる遺産』を読み聞かせる。全く知らない世界の物語に夢中になる子供達だったが、戦況の悪化が思わぬ悲劇を…。

面白かった…のですが、なんでしょうこの微妙な読後感は。島の少女の視点から描かれているのが救いになっている面もあり、
物足りなく感じる面もあり。島を離れてからの話はやや蛇足。自分にはなんだか消化不良のまま終わってしまいました。反省。

テヘランでロリータを読む

最初はこれ↑の小説版みたいな話かと思ってましたが、

黄色い本 (KCデラックス アフタヌーン)

むしろこっち↑に近いのかもしれません。