2008年ベスト


年末年始は読書もブログ更新もおぼつかないので、この辺で一度締めておきます(読了順、リンク先は読了時の感想):


<文芸系>
琥珀捕り」:同じ著者&出版社で来年早々新刊が出るらしい。楽しみ!
めぐらし屋」:文庫で読んだ「河岸忘日抄」も良かった。
楽園への道」:河出の文学全集で今のところ私のイチオシはこれ。
Suite Francaise」:これは大収穫でした。
Night Train to Lisbon」:このころはまだちゃんと英語本も読んでたな…。
夜に甦る声」:バイアーもっと翻訳出ないかな。
破滅者」:しつこいのも芸のうちです。
ザ・ロード」:各方面で絶賛も納得。
宿屋めぐり」:個人的には国内文学今年のベスト1。
見知らぬ場所」:天は二物を与えるねえ…。


東の「宿屋めぐり」と西の「ザ・ロード」、かたや饒舌かたや寡黙と対照的ながら、どちらも終末感と宗教性を感じさせる
ロードノベルというのがとても興味深く感じられました。もっと綿密に比較したら面白い一文が書けそうだけど誰か書かないかな
(自分で書けって?)。



ノンフィクション系の読書も大変充実していました。とりあえず題名だけ列挙。みんなオススメ(読了順、リンク先は読了時の感想):
立ったまま埋めてくれ −ジプシーの旅と暮らし」/「「結婚式教会」の誕生」/「流線形シンドローム」/
ロシア 闇と魂の国家」/「服は何故音楽を必要とするのか?」/「読書教育」/「フロイトのイタリア」/「黒人霊歌は生きている」/
影の歴史」/「オオカミ少女はいなかった



映画は思ったほど観れなかったので総括省略。TVドラマはクドカンと「相棒」に明け暮れた一年でしたが、来年はもう「相棒」は
観ないと思います、だって…(涙)。