雑誌「英語青年」2008年11月号(特集:イアン・マキューアン)


図書館にて借出し:


英語青年 2008年 11月号 [雑誌]

英語青年 2008年 11月号 [雑誌]


マキューアンに対して大抵の読者が思うのは「あのちょっと風変わりだった坊ちゃんが、いつの間にかこんなに立派になって!!」と
いう感慨めいたものであって、それはこの雑誌に代表される英文学業界(っていうのかしらん)に属する方々にとっても同様のようであります。


今になって「いやあ以前から注目してたんですよハハハ」と名乗り出るとわざとらしく感じるものですが、そこは初期作品の翻訳者に
評論文を書かせているあたり、さすがに手堅い編集方針。私自身は初期のちょっとエグい感じがそんなに得意ではないので(未読多数)
その頃からきちんと評価してらした方には素直に頭を垂れます。本誌を読んで旧作もいつか読んでみようかな…という気にもなりました。
ニューサイエンスに絡めた評論も興味深かったです。