「キャラクターズ」(東浩紀、桜坂洋)


図書館にて借出し:


キャラクターズ

キャラクターズ


批評家・東氏がライトノベル作家の桜坂氏と組んで自らを小説のキャラクターと化し、小説内批評という形で
文壇や出版界に殴り込みをかけるべく奮迅するも、両者の思惑がズレ始めて次第に物語はグダグダな方向へ…。


相変わらず面白いこと企んでるなーと感心しました。実は小説に格好つけて知合いの悪口を存分に語りたかった
だけじゃないの?という気もしますが、それも含めて刺激的な作品ではありました。友を失くしても批評精神は
忘れずというその心意気や良し!ですが、実際には喧嘩別れどころかアッサリとスルーされていそうな感じ。
今度はぜひ中原昌也氏を叩いてみて下さい。賞も獲ったみたいだし。