「RURIKO」(林真理子)


古本にて購入。ミーハーなのでこの手の芸能界ものは結構好き(パリス・ヒルトンも好き…):


RURIKO

RURIKO


浅丘ルリ子については痩せてて食が細くて(うどん1,2本で満腹になると聞いたことがある)
石坂浩二の(元)奥さんというくらいしか知らなくて、こんなに売れっ子女優だったとは知りませんでした。
著者は「9割5分は創作」と言ってますが、それは会話や心理描写に関しての事で、映画史的な部分は
事実に基づいているので、その辺は素直にへーそうなんだ!とビックリしたり感心したり。


主人公は一応ルリ子だけど、やはり影の主役は彼女の目線で見た石原裕次郎、そして美空ひばりということに
なるのでしょう。とにかくこの2人のスター度は最初から格が違った、というのがヒシヒシと感じられます。
果たしてルリ子の裕次郎に対する恋心は本当だったのか、そして小林旭を介してのひばりとの友情は実際どうだった
のか?などと勘ぐり始めるとキリがない、読んだ後も気になるニクイ作りです。


しかし関係者にはまだまだ現役の方も多いのに、「事実と違う」と怒り出す人はいないのかな?もちろんその
先手を打って最初から「創作」と公言しているのでしょうけど。根回しもちゃんとやってるのでしょう。
浅丘ルリ子本人はあんまり気にしなさそうですけど…。