「ブーリン家の姉妹」(2008)


台湾行きの飛行機の中で鑑賞(日本語吹替)。成田−台北間は約3時間のフライトなので
映画1本観るのにちょうど良い具合でした。


The Other Boleyn Girl (Movie Tie-In) ●日本公式ブログ:http://blog.cinemacafe.net/boleyn/
(日本一般公開は10月予定)


アン・ブーリンといえば、ヘンリー8世が彼女に血迷ってカトリックを捨てて英国国教会を立ち上げる
きっかけとなった魔性の女、そして後のエリザベス1世の母親として有名ですが、実は彼女の妹が先に
国王に見初められていたんだよ…というところから始まる陰謀と愛憎たっぷりの歴史ドラマ。
この手の話が好きな人にはたまりません。しかも豪華キャスト。


私は個人的にS・ヨハンソンが好きじゃないせいか、彼女がしおらしい妹のメアリー役というのが今ひとつ
ピンと来ませんでした。野心家のアン役の方が合ってるような気がするんだけどな…まあN・ポートマンが
悪いわけではないのでこの辺は本当に単なる偏見かも。でもお互い役柄を交換していたらどうだったか?と
妄想してみるのも楽しいものです。


しかしアンはどうしてあれほど男子のお世継ぎを産むのに自信満々だったのでしょ?後世の人間として
既にネタバレ済の観客としては遣り切れない気持ちになります。


歴史上の人物は肖像画などでイメージがある程度出来上がっているものですが、エリック・バナ扮する
ヘンリー8世はこれまでの「恰幅いいおっさん」像を覆す男前の良さで感心しました。衣裳でかなり
工夫していると見ましたよ。