「ニートピア2010」(中原昌也)


図書館にて借出し。著者名が書名のように目立つ装丁↓なので、図書館員の方が書名を認識できず
「あらあ(他の館から)届いてるはずなのに見つからないわ…」と10分くらいオロオロしていました:


ニートピア2010

ニートピア2010


前に読んだ『あらゆる場所に花束が…』は好き嫌い以前にさっぱり分からなくて、ああもはや私も
頭の固いオヂオバの仲間入りね…とさめざめ泣いたものでしたが(嘘)、これは素直に読めました。
怨念というか胸の奥でドロドロ潜んでいるものを外部へ発散する際の表現が独特。このまま突き進むと
ひょっとして物凄い傑作をものにするかも、みたいなド迫力を感じました。
ただし文学に対するツンデレ(か、書いてるのはお金のためなんだからねっ!)な態度がやや面映い。
もー素直につきあっちゃえばいいじゃん!つきあっちゃえばいいのにさ!