「わが骨を動かす者へ」(マイケル・グルーバー)
図書館にて借出し。歴史上の有名人を題材とした小説が最近流行ってるので、これはすぐ翻訳出るだろーと
思って待ってたら、ホントにすぐ出たのでちょっと得意(?):
- 作者: マイケル・グルーバー,富永和子
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2007/12/20
- メディア: ハードカバー
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ただし私は文学つながりで「ダンテ・クラブ」的なものを予想していたのですが、読んでみたらこれはモロ
「ダ・ヴィンチ・コード」寄り。それって大して変わらんじゃん、と言われそうですが、私の印象では前者は
1)薀蓄で圧倒、2)現代社会との接点、が重要なのに対し、後者はあくまで謎解き&アクションで
話が進んでいくというところが違いかなあ。
それなりに面白いキャラは出てくるのですが、とにかく皆オンナに弱すぎ(油断しすぎ)。こんな大事な
場面でそんな女信用するなよ!と思うのは同性に厳しすぎるのかしらん。
つまらない誤植もチラホラあって、あんまりスッキリしない読書でした。
●「ダンテ・クラブ」感想:http://d.hatena.ne.jp/shippopo/20070608
今のところ、この手の作品では一番面白かった。「ポー・シャドウ」は期待はずれでした…。