「わが骨を動かす者へ」(マイケル・グルーバー)


図書館にて借出し。歴史上の有名人を題材とした小説が最近流行ってるので、これはすぐ翻訳出るだろーと
思って待ってたら、ホントにすぐ出たのでちょっと得意(?):


わが骨を動かす者へ-1611年のシェイクスピア 上巻

わが骨を動かす者へ-1611年のシェイクスピア 上巻

わが骨を動かす者へ-1611年のシェイクスピア 下巻

わが骨を動かす者へ-1611年のシェイクスピア 下巻


ただし私は文学つながりで「ダンテ・クラブ」的なものを予想していたのですが、読んでみたらこれはモロ
ダ・ヴィンチ・コード」寄り。それって大して変わらんじゃん、と言われそうですが、私の印象では前者は
1)薀蓄で圧倒、2)現代社会との接点、が重要なのに対し、後者はあくまで謎解き&アクションで
話が進んでいくというところが違いかなあ。


それなりに面白いキャラは出てくるのですが、とにかく皆オンナに弱すぎ(油断しすぎ)。こんな大事な
場面でそんな女信用するなよ!と思うのは同性に厳しすぎるのかしらん。
つまらない誤植もチラホラあって、あんまりスッキリしない読書でした。



●「ダンテ・クラブ」感想:http://d.hatena.ne.jp/shippopo/20070608
今のところ、この手の作品では一番面白かった。「ポー・シャドウ」は期待はずれでした…。