ユリイカ3月号「特集:新しい世界文学」


これは即買い:


ユリイカ2008年3月号 特集=新しい世界文学

ユリイカ2008年3月号 特集=新しい世界文学


まだ最初の方しか読んでないけれど、若島正x菅啓次郎x桜庭一樹のバランスの取れた鼎談、
ブッカー賞を中心に英語圏文学の問題点を指摘する武田将明氏の小文、ジョナサン・リテル
長くて重い話題作を基軸にフランス語文学の現状を紹介する野崎歓氏の小文、再統一後の
ドイツ語圏文学事情を解説する瀬川裕司氏の小文など、のっけから読み応えたっぷりで嬉しい。
こういう最新情報がコンスタントに日本語でチェックできると有難いんだけどな。


以前から御贔屓のヴラディミール・カミナー君の短編が3つ訳されてるのも良いし、なんといっても
ダニエル・ケールマンの日本語訳がついに今春出る!(「世界の測量」瀬川裕司訳、三修社)という
情報は嬉しかー。楽しみであります。



●ケールマン「Die Vermessung der Welt」英訳感想:http://d.hatena.ne.jp/shippopo/20071109

しりあがり寿が漫画にしてくれないかな…。