ケルン大聖堂のゴシックxモダン
第二次大戦時に破壊され、修復不可能となっていたケルン大聖堂南陣(正確にはSüdquerhaus)の
ステンドグラスが先週末に新しい意匠で生まれ変わってのお披露目となりました。
デザインを担当したのはドイツ現代美術の第一人者、ゲルハルト・リヒター。彼はケルン在住でもあります。
(画像:Spiegel Online)
普通教会のステンドグラスは聖書の一場面や聖人像などが描かれることが多いのですが、
そういった具象的表現は一切排除し、大胆にも全てがピクセル(小正方形)で構成されています。
色調は現存している昔からのステンドグラスのものと合わせてあるとのこと。
雑誌の紹介記事を見たときはそれほどピンと来なかったのですが、昨日たまたまarte.tvで放映された
制作風景のドキュメンタリーを観たら、これがとっても美しかった!
せっかくなので近々現物を見に行こうと計画中であります。
【紹介記事】
●「NEUGESTALTETES FENSTER:Gerhard Richter digitalisiert Kölner Dom」(Spiegel Online、独文)
http://www.spiegel.de/kultur/gesellschaft/0,1518,501994,00.html
●「Pixels, Not Parables, for Cologne Cathedral's Stained Glass Window」(Wired Magazine,英文)
http://www.wired.com/culture/art/magazine/15-08/pl_arts
●発想の原点となったリヒターの1974年作品「4096 Farbe / 4096 Colours」
http://www.gerhard-richter.com/art/detail.php?paintID=6089
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