バスクのスポーツ


夏休みの後半はいつものようにスペイン北部のバスク地方を訪れました。


バスクの地元TVを観ると、いつも不思議なスポーツが放映されています。
重い石を首の周りでグルグル動かすとか、丸太をものすごいスピードで真っ二つにするとか…
最初は「これは日本のバラエティ番組か?」と思っちゃいましたが、やってる人たちは至って大真面目。


なかでも目を奪われたのはJai-Alai(ハイアライと発音するらしい)、もしくはcesta puntaと呼ばれる球技。
一見スカッシュのように壁にボールを打ちつけあう競技なんですが、とにかくラケットの代わりにつかっている
この道具↓が!何これ!?


 (画像元


このカゴの溝になっている部分でボールを受け止めて、先っぽのカーブを利用してブンッ!と振り回すと、物凄い遠心力がかかって
とんでもない勢いで飛んでいくのです。時速300kmを超えることもあるとか。そりゃヘルメットも要るわ!


調べてみると、今では遥かマイアミやオーストラリアの方でも盛んな競技だそうな。
ハイアライ日本」というサイトまで発見しました。凄い!


とにかく一度観ると忘れられません。あのカゴ欲しい…でも本来は自分で編まなきゃいけなんだそうです。それは厳しいなあ。





私の愛するバスクのアート集団「kukuxumusu」によるバスクのスポーツ紹介↑。
ハイアライは2番目。先に紹介した重いもの担ぎあげ競技(1番)、丸太割り(7,8番)の他にも
素手でボールを打ち合う(6番)とか、レガッタ(9番)とか綱引き(10番)とか、とにかく体力勝負!なのであります!



●参考:大修館書店:スポーツ資料館<バスク地方
http://www.taishukan.co.jp/sports/world/ethnic/Basque.htm
真面目に解説してあると、かえって笑えてしまう。