DVDスルーは良いけれど


下手に公開して悲惨な興行成績でミソをつけるよりは、最初からサクッとDVDを出して欲しい…というのが私の考えなのですが、どうしてそういうのに限って皆ヘンテコな邦題がついてくるのかねえ?これってちゃんとマーケティングした結果なの?


例えばマイケル・カニンガムの「この世の果ての家 (角川文庫) (A Home at the End of the World)」の映画版が、なぜこんなタイトル↓に:


イノセント・ラブ [DVD]

イノセント・ラブ [DVD]


は、恥ずかしくて原作ファンでも手に取れない…という以前に、これじゃ気づかないで見過ごす可能性の方が高いのでは。(大体全然イノセントじゃないし!)
これが本当のDVDスルー、なんて阿呆なことを言ってる場合じゃないのでとりあえずここでリンクさせて少しでも認知度を高めておこうっと。
●映画感想:http://d.hatena.ne.jp/shippopo/20051110



マキューアン「愛の続き (新潮文庫)」→映画邦題「Jの悲劇」というのもスゴかった…。私の中では近年の邦題ワースト1だな!(怒)
これは日本では劇場公開されてるけど、ドイツでは確かDVDスルーで、タイトルも英題「Enduring Love」そのまんまと独語訳すらしない横着ぶりがかえって潔い?
内容は、まあそんな感じですから推して知るべし。私は半分観て止めちゃいました。


Jの悲劇 [DVD]

Jの悲劇 [DVD]



今はブログなどを通じて現地から直接情報がバンバン入手できる時代だから、ちょっと気を遣えば劇場未公開の良作を探し当てるのはそんなに難しくないと思います。頑張りましょーよ。