2006年ブッカー賞候補作(shortlist)発表


昨日はドイツで今日は英連邦、ああ忙しいねえ(?):
http://www.themanbookerprize.com/pressoffice/release?r=27#titletop



発表された候補作は以下の通り:


Kiran Desai "The Inheritance of Loss"
Kate Grenville"The Secret River"
M.J. Hyland "Carry Me Down"
Hisham Matar "In The Country of Men"
Edward St Aubyn "Mother's Milk"
Sarah Waters "The Night Watch"


下馬評(というか賭け率)ではサラ・ウォーターズが一番人気。やはり今、時代は「お姉様」なのか?(って今回の作品がそうなのかは知りませんが)。
ピーター・ケアリーやデヴィッド・ミッチェルは残念ながら外れちゃいました。


候補者6人のうち4人が女性、また出身地がかなりバラけている(Desai−インド、Grenville−オーストラリア、Hyland−アイルランド/オーストラリア、Matar−リビア/エジプト)のが今回の特徴。
うーん、名前だけじゃ性別がよく分からないわ(汗)。


やたら役者が揃っていた前回に比べると今回は地味、かな?
いやいや、こういうところからいぶし銀のような作品を発掘するのが本読みとしての喜びなのです。今回も地道に頑張ります。


●参考:ガーディアン紙 2006年ブッカー賞特集:
http://books.guardian.co.uk/manbooker2006/0,,1844997,00.html