「チーム・バチスタの栄光」(海堂 尊)


月に一度の「本の貸し借りオフミ」でお借りする。こういう「自分の守備範囲じゃないけど気になる」本が回ってくるとちょっと得した気分♪


チーム・バチスタの栄光

チーム・バチスタの栄光


読むまでは「南米あたりのサッカー・チームにまつわる話」だと勝手に思い込んでいた…が、このバチスタ手術って最近はTVドラマでも取り上げられたりして結構話題になってたのね。うーん知らなかった(恥)。


著者は現役のお医者さん、ということで現場での描写は具体的かつ臨場感に溢れているし、「ネガ」「ポジ」の構成の妙も効いている。さりげない形での問題提起も好感の一因。ミステリとしては若干カタルシスに欠けるのかもしれないけど基本的には好きですね、こういうの。「このミス」大賞をちょっと見直しました。