気になるドイツの新刊(続き)


Die Heimkehr

Die Heimkehr


「bücher」誌の最終頁で取り上げられる「überschätzte Bücher」(過大評価の本)は数年前にベストセラーにはなったけど
「こんな本なんか読んじゃって、あの頃私たちどうかしてたんでしょうかねえ?」
みたいな諧謔的な視点が面白くてつい毎回チェックしてしまうのだけど、今回はなんと、大胆にもベルンハルト・シュリンクの新作に噛みついております。まだまだ売出中なのにねー。


まあ内容をけなすというよりは、小説というにはあまりにカタすぎる語り口に文句をつけてるという感じ。でももともと学者さんだし、その生真面目さが売りなんだと個人的には思っているんだけど。多分翻訳は出るだろうから、そうしたら読んでみよう。




Heiss.

Heiss.


オリジナルはオランダ語。著者はオランダでは有名な作家で、映画化された作品も多数あるそうな。あまり恋愛小説は読まないんだけどそう言われるとちょっと興味が湧く(ミーハー…)。


著者の公式サイト(http://www.giphart.nl/)は綺麗にまとまっていて好印象。といってもオランダ語なので内容はさっぱり分からない(わはは)のですが。ドイツ語とオランダ語って並列表記してあるとかなり似てるなあと感じるんですけどねー。