「ブラザーズ・グリム」

もはや無事公開されるだけで有難い気持ちになれる、テリー・ギリアムの新作であります。


日本公式サイト:http://www.b-grimm.com/


相変わらず凝りまくった映像とひねくれた演出で、とっても楽しかった!思ったよりちゃんとエンタメしていたし。
難を言えば仏国将軍が足を引っ張り過ぎて、本筋のはずの女王との対決までが長すぎるかな。でもその将軍を演じているのが「未来世紀ブラジル [DVD]」のジョナサン・プライスなんだから、コアなファンとしては一層喜ばしかったりして。フランス訛りの英語が怪しすぎます。


マット・デイモンヒース・レジャーがすんなりギリアム・ワールドに溶け込んでいたのは嬉しい誤算。特にヒース・レジャーは、こんなに上手い役者さんだとは思ってなかったのでビックリ。内気で夢見がちなキャラも個人的にツボだしね。マットはサル顔なのでメルヘンにはピッタリだ(笑)。


心温まるメルヘンを期待して観に来た親子連れが、トラウマ抱えて帰ることになるんじゃないかと心配。まあでもそれも経験かしらねー♪(←邪悪)。ファンは存分に楽しみましょう。



わーいジョナサン・プライス久しぶり!と思ったけど、よく考えたらこっちにも出てましたね(キーラパパ)。最近は偉そうな役柄が多いなあ。
学生時代、彼目当てにロンドンで「ミス・サイゴン」を観たことがあります。うわ懐かしー。



コンスタンティン [DVD]

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ピーター・ストーメアは、こっちの映画での役柄がモンティ・パイソンっぽいよなーと思っていたので、今回出て来たのは個人的にドンピシャのタイミングでした。いつもヤバイ人なのね。