「馬を盗みに」(ペール・ペッテルソン)
図書館にて借出し:
- 作者: ペールペッテルソン,,西田英恵
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2010/12/16
- メディア: 単行本
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輝いていた少年の夏の日々。しかしひっそり隠されていた秘密に気づいてしまった後では、もうそんな自分には
戻れない…。
老境に至った主人公の独白で現在と過去を行きつ戻りつする、という筋書きはもともと私の好みなのだけれど、
加えてノルウェーの雄大な自然、その中で暮らす人達の確かな身体感覚が、読んでいて心地よい作品でした。
過去を振返る老人の現在の季節は厳しい冬なのですが、過去の夏も森の中の冴え冴えとした空気が感じられるような、
正に北欧的と思わせる作風。ぜひ冷たい風がまだ残る今のうちに読んでほしいです。他の作品も翻訳されたら
必ず読みます!
- 作者: マイケルフレイン,Michael Frayn,高儀進
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2003/03
- メディア: 単行本
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- 作者: ジョンバンヴィル,John Banville,村松潔
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/08/01
- メディア: 単行本
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「少年」「夏」「秘密」つながりで。なぜこんなに似合うのか。どれも好きだなあ。