「タンゴステップ」(ヘニング・マンケル)


図書館にて借出し:


タンゴステップ〈上〉 (創元推理文庫)

タンゴステップ〈上〉 (創元推理文庫)

タンゴステップ〈下〉 (創元推理文庫)

タンゴステップ〈下〉 (創元推理文庫)


ヘニング・マンケルはスウェーデン出身ですが、ドイツでは新作が出れば必ずベストセラーの超人気作家だったので
一度きっちり読んでみたかったのです。これまで日本語訳が出ているのは全てシリーズものらしいのですが、
最初なので単独作品&最新作であるこっち↑を選んでみました。ドイツとも関連が深そうだし。


ある事件を探るうちにこれまで隠されてきた歴史の闇を垣間見てしまう、しかも自分自身の過去とも実は繋がっていて…
という展開にB・シュリンクのゼルプ・シリーズを連想しました。あとがきにもあるようにミステリというより
社会小説として読ませる作品。北欧には行った事がないし、これまでドイツとのそういう関係(ネタバレになるので
詳細は書けません…)について考えたことがなかったので、読了後「うーんそうなのか…」と唸ってしまいました。
北欧ミステリ、もっと色々読んでみたくなりました。



ゼルプの裁き (SHOGAKUKAN MYSTERY) ゼルプの欺瞞 (SHOGAKUKAN MYSTERY) ゼルプの殺人 (SHOGAKUKAN MYSTERY)

「ゼルプ」シリーズ。 シュリンクさんは大変真面目。そこが良い。