「Harry Potter and the Deathly Hallows」(J.K.ローリング)


ああ、読み終わってしまった…。


Harry Potter and the Deathly Hallows

Harry Potter and the Deathly Hallows



4巻あたりから長い/重い/話が進まない、と悶々とした展開が多かったハリポタですが、
今回はさすがに最終巻、意気込みが違うのでした。
前作の宿題(Horcrux)と新たな謎(Deathly Hallows)の二本立てで動きも激しく、
更にこれまで出てきた色々なアイテムが効果的に再登場、何よりハリー達が成長したのが
ちゃんと分かって嬉しかったです。
きっと後から考えると綻びが色々見つかるだろうけど、とりあえず今は満足感の方が強いかな。


CDとか、最近なら映画なんかの世界同時発売/公開は増えてきたけれど、小説は翻訳作業に
手間が掛かる分、どうしても普及に時差が生じてしまう。
今回は英語の児童書、しかもシリーズものということで「これなら頑張って読めるかな?」と
普段は洋書なんて読まない人も新作の発売日を心待ちにして、皆で一斉に競って読み始める、
こういう経験は出版界には今までなかったし、今後もそうそう頻繁には起こらないだろうから
その意味でとっても貴重な経験が出来たと思ってます。英国でも日本でもない半端な場所で
ブームを眺める、というのもなかなか微妙で面白かったし。


映画は4作目を観損ねているけど、読み終わって寂しいからDVD借りてこようかな。