「鹿男あをによし」(万城目学)


本の貸し借りオフミで貸していただきました。感謝:

鹿男あをによし

鹿男あをによし


主人公の下宿先が相方の実家近辺だったもので、どーでもいいディテールに一人で大うけ。
特に冒頭の「奈良の人間は鹿に乗ってビブレに買い物へ行く」って…好きだなあ。
こんなこと言われてるよーと相方に教えたら「そうだよ。知らなかった?」とあっさり言われる。
関西人、ウケへの対応は常に万全です。


話のほうも、なんともユルい日常からいきなり京極堂ばりのスケールが大きい展開へ飛ぶギャップが面白い。
坊っちゃん」への確信犯的オマージュにもニヤリとさせられるし、案外奥の深いヒトなのかも。