「影のない男」(2004)
TV放映を鑑賞(独語音声、独語字幕)。出てくる女優さん(ナディア・ウール Nadja Uhl)が好きなので観たのだが、あとで調べたら日本語版DVDが出ていて驚いた。日本ってすごいね!:
- 出版社/メーカー: ニューセレクト
- 発売日: 2006/02/03
- メディア: DVD
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原題は「Lautlos(音も無く)」。
とても不思議な感じの映画。
内容そのものはプロの殺し屋と刑事との駆け引きにラブストーリーが絡むという、ある意味映画としてはよくあるパターンなんだけど、冴え冴えとした映像と淡々とした演出が奇妙な緊張感を生んでいる。
かといってハードボイルド調にストイックというわけでもなく、なんだかぼんやりと夢を見ているような気にさせられる。
主演の殺し屋は全然冴えない顔つきで「そこらへんの情けないおじさん」ぽいんだけど。まあ殺し屋がいかにも殺し屋風の顔だったら警戒されるもんね(笑)。
わざと盛り上げないような作風なので映画館で観たらちょっと退屈しそうだけど、深夜にTVかDVDで観たら気になって最後まで観てしまう、そんな作品。その意味で日本でのDVDスルーは正解。夜中にひっそり観るには良い映画でした。
Lautlos - Sein letzter Auftrag. Roman zum Film.
- 作者: Stefan Beuse
- 出版社/メーカー: Fischer Taschenbuch Vlg.
- 発売日: 2004/04
- メディア: ペーパーバック
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