「マイケル・K」(J・M・クッツェー)


マイケル・K (ちくま文庫)

マイケル・K (ちくま文庫)


Elizabeth Costello」「夷狄を待ちながら (集英社文庫)」に続いてこの人の作品を読むのは3作目。


とっつきにくかった前2作に比べるとなんだか随分読みやすいというか分かりやすいというか。第二章なんてまるで作品解説みたいで「いいんですか作中でそんなに説明しちゃって?」とかえって戸惑ったりして。第一章だけで終わらせても良かったように思える。


初心者はまずこれから読むと良いよ、と勝手に助言などしてみて、それでも私自身のクッツェー作品に対する違和感は拭えず。なんだろうなーこの苦手意識は。解明するためには、もっと作品を読まないと駄目なのかしら。しかしそれも…。



J.M.クッツェーの世界―“フィクション”と“共同体”

J.M.クッツェーの世界―“フィクション”と“共同体”


この本を読めばもっと分かるかな?